古書組合の使命

現在の日本の古本屋サイトにおける受注額は、毎月1億5000万円にものぼり、この額はこれからも拡大していくと思われますが、基本的にリサイクル商品である古本の世界では、将来的なことを考えても、交換会という形式は古本屋を継続させていく上で重要なポイントとなり、交換会を維持していくことが、インターネットで古本を販売することも含め、古本流通の大きな頼みの綱となるので、古書組合の使命は極めて大きいと思います。

今の私も古本屋を経営しており、非常に有効に本を買取するために利用しています。

複合的な業種とは言っても、古本を専門に扱う業者は、明治以前は無かったもので、維新後から出版される本も盛んになってきて、それぞれの地域に古本屋が誕生し始めたのですが、都市部でも古本の市場が成立したのかはハッキリとしていません。

古物商取締法は明治28年に公布されまして、これは市場を開設することを許可制にするとしており、きっと当時は各所で盛んに市場が開かれていたのだろうと思います。

日本で最も古い歴史を誇る市会では、明治34年に誕生したのですが、その市場も開設したころは、現在のように各古本屋が買取した古本を持ち寄って交換し合うものではなく、小さい書店から値打ちのありそうな古本を拾い集めて、浅草や日本橋などの、一流と呼ばれる古本屋に高く買取してもらうセドリを職業として、独立していた人たちがいました。

その彼らが集めてきた古本を有利にさばくために、規模の大きい店の旦那を集め、貸席などで開かれたのが、日本初の古本市場の始まりとも言われています。

全国古書籍連盟

古本市場が出始めてから、少しずつ古本の流通機能が向上して言うのですが、市場には偉そうにしているボス的な力を持つ業者が必ずいまして、封建的なものだったのですが、時代が進むにつれて、新米の若い古本業者の勢いが増して民主かされていくわけですが、共同の即売会が催される事もあり、バーゲン的なものが各地の古本屋で行われていました。

そして、関東大震災が合った跡から、東京の古本屋では、莫大な需要に対応するために、関西を初めとする、各地の古本業者から大量に古本の買取りをし、そうした交流を通して、昭和7年に、現在も存続している全国古書籍商組合連合会の前身である全国古書籍連盟が旗揚げし、幾多の戦争もありましたが、古本の買取り流通と同時に、古書価決定システムとして、古本市場は発展してきたのです。

現在の、本の買取や、古本の売買というおのは、当時から既に始まっていたのですが、先にも記述したように、大都市部を持っていない地域の古書市場の経営が難しくなっているのと同様に、東京でも支部の運営も難しくなっており、いわゆる街の古本屋が、地元の人だけを相手とする営業形態が限界に来ているからで、もちろん頑張っている古本屋も数多くあるのですが、全体的に下降傾向にあると言えます。

古本屋が儲からないと聞きますが、これらの話を聞いていると、今の時代だから本が売れないのではなく、昔から古本屋を経営してくことは難しかったのだと痛感します。